メールマガジン

2006-03-14 : 第56回 関連会社エムデータのご紹介

___________________________________
||))
||ヽヽ     ビーマップ メールマガジン 発行日:2006/03/14
||丿丿eMap
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆★☆
┃ 第56回 関連会社エムデータのご紹介
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

 この度、(株)アイ・オー・データ機器(http://www.iodata.jp/)、(株)プロ
ジェクト(http://www.tvdatabank.com/)、そして(株)ビーマップ等の共同出資
で、テレビ放送後の情報をデータ化し編集・加工・管理した上でサービス提供する
(株)エム・データ(http://www.mdata.tv/)を設立し営業を開始いたしました。
 この次代のテレビ放送を視野に入れた当社の関連会社について、具体的にご説明
差し上げます。2月6日のプレスリリース
(http://www.bemap.co.jp/library_file/cms_file/06020600194.swf)
と併せてお読みください。

=======================================================================
● 他に類を見ないメタデータの蓄積と3社の強みの融合体
=======================================================================

 まず、今後のテレビ放送を語る上で、『メタデータ』を欠かすことはできません。
メタデータとは、放送されたテレビ番組の内容について、ひとつひとつのトピック
やコーナーの放送局、時刻、カテゴリー、登場人物、内容、などを、テキストとし
て情報化したものです。例えばスポーツ番組なら、「○月○日、NHK、スポーツ
ニュース、トリノオリンピック、22:03:09-22:05:45、フィギュアスケート、
決勝、出場選手○○○」といった内容です
(参考:http://www.mdata.tv/service.html)。
 この情報があれば、例えばオリンピックで日本人選手の出場競技や特定選手のシ
ーンだけを抜き出して視聴するといったハイライト視聴が可能になります。また、
データの集約・分析が簡単にできます。その代表的な例が、放送時間を集計した
「週間ワイドショーランキング」や「CMオンエア週間ランキング」です。プロジ
ェクトでは、このメタデータを独自のデータベースシステム「TVデータバンク」
として、主要キー局のテレビ番組の内容を全てテキストデータ化し蓄積しています。
これは関東キー局に対しては約5年前にスタートし、すでに膨大なデータ資産にな
っています。
 一方、アイ・オー・データ機器は、各種パソコンの周辺機器の販売で有名ですが、
大容量ハードディスクで6チャンネルを同時に一週間連続録画できるテラバイト級
HDレコーダー(1テラバイト=1,000ギガバイト)や、テレビ番組をMPEG4という
ファイルに変換しパソコンやiPod、PSP、携帯電話で視聴できるようにする技術
にも強み持つメーカーです。そしてご存知ビーマップは、無線LANコンテンツ配信
システム「AirCompass」で、東京近郊を中心とした主要駅での無線LANサービス
のインフラを担っています。この3社がタッグを組み、各々の強みを融合させたの
がエム・データです。
 このエム・データは、まず企業向けのテレビ放送実績データの集計分析、二次調
査、マーケティング調査用ASPを提供します。ご契約いただいた企業の担当者の方
に、メタデータにアクセスするID/パスワードをお渡しし、メタデータをご利用
いただくことで、月次使用料をいただきます。このASPを出発点に、サービス内容
を拡げ、顧客層の拡大を図るのですが、その潜在ニーズとビジネス拡大の可能性に
ついて語るには、現代人のライフスタイルの変化、デジタル放送への移行というト
レンド、そしてITの進化などにについて触れる必要があります。

=======================================================================
● デジタル放送や交通無線LANの普及で新たなライフスタイルと
  ビジネスチャンスが生まれる
=======================================================================

 まず、そもそも見たいテレビのオンエア時間に合わせて帰宅してテレビ番組を見
ることよりも、まずは録画しておき後から時間があるときに見る、という傾向が益
々増えています。これは、日本の産業構造が、製造業中心からサービス業中心にシ
フトするにつれて、就業時間が複雑になり、また余暇の時間もばらばらになってい
る、というライフスタイルの大きな変化に関連しているのでしょう。また外出時間
や娯楽の形態、そして情報の受け方が多様化しています。さらに、全てがモバイル
化の傾向にあり、自宅にいる時間さえも減少しています。これにより、テレビの視
聴時間そのものが短くなるだけでなく、録画した番組を再生して見る時間もない、
という現象まで出ています。
 一方で、ハードディスクレコーダーの録画容量が増加し、録り貯めして後から見
ることが益々増えただけでなく、その番組を移動中に携帯電話やノートPCなどで
見ることも可能です。これに加え、高速無線通信技術の急速な普及や、携帯通信料
金のフラット化などの流れにより、外出先での大容量データ送受信が手軽に使える
ようになっています。そしてこれから地上デジタル放送やワンセグ(2006年4 月1日
に開始される、地上デジタル放送番組の携帯電話など移動体に向けた放送)の普及
が本格化します。これらの番組は、前述のメタデータを含んでいるために、番組の
特定コーナーのキーワード検索やダイレクトアクセス、時間集計などが非常に容易
です。こうした環境の変化が、新たなライフスタイルとビジネスチャンスを生み出
そうとしています。

=======================================================================
● 第一弾は企業用調査分析のASP、これを機軸にサービス拡充を目指す
=======================================================================

 その第一弾として展開するのが、企業用調査のASPです。企業においては、自社
の製品や会社自体の評判、さらには同業他社の動向などをコンスタントに調査して
います。例えば、「日経テレコン」のような新聞記事検索・提供サービスは、ある
調査では市場規模200億円と推測されています。このテレビ番組版が、エム・デー
タのASPです。これを使えば、例えば以下の調査が簡単に行えます。
●自社の製品がこの一週間でどれくらいテレビ番組に取り上げられたかの時間集計
●自社の製品が放送された番組やニュースの一覧表の作成
●その番組やニュースのダイレクト検索による、オンエア時の説明内容のチェック
●同じく、競合商品のテレビ放送時間の集計やオンエア時の説明内容の確認・比較
さらに、企業様のご要望に応じて、これらの調査データに基づく製品の評判の調査
・分析レポートサービスもご提供します。

=======================================================================
● 将来的には、コンシューマーのモバイルライフ向けデータ提供や検索機能
  OEM提供も視野に入れる
=======================================================================

 さらに将来的には、メタデータを活用したコンシューマー向けデータ提供も検討
していきます。これは、例えばPDAなどの無線LAN対応携帯端末を利用している
コンシューマーが、外出先から無線LANで自宅のハードディスクレコーダーにアク
セスし、録り貯めしたテレビ番組から自分の好きなタレントが出演した番組やコー
ナーだけを検索して携帯端末に転送し、移動中の電車の中や外出先などで視聴する、
というものです。もちろん、お出かけ前にSDメモリーなどに番組をコピーし、それ
を携帯電話などで楽しむことも出来ます。こうしたケースでは、ハードディスクレ
コーダーなどの機器メーカーがメタデータ検索機能を装備する際に、その検索機能
をOEM提供することも可能でしょう。
 こうしたコンシューマー向けのサービスへの取り組みは現段階では未定です。と
はいえ、テレビ受信・再生機能を装備している携帯電話機の販売数が増加し、また
実際に電車の中でテレビを楽しんでいる人たちを目にする機会が、確実に多くなっ
ています。またテレビ番組の録画方法も、従来のように自分が見たい番組の放送時
間とチャンネルを指定して録画予約する方法から、とにかく全部録画しておいてキ
ーワード検索で探してダイレクトアクセスするという、まるでインターネットの検
索エンジンを使った情報抽出と同じような番組検索が可能になります。このような
世のトレンドを考えると、このコンシューマー向けサービスのビジネス化は、案外
そんなに遠い将来の話でないのかも知れません。そしてこれらは全て、メタデータ
という情報が重要なビジネス基盤になるのです。

=======================================================================
● ビーマップは、モバイル技術とアイデアを駆使して、時間と空間の効率活用
  をリードします
=======================================================================

 エム・データのサービスは、非常に独自性が高く、この会社ならではのポジショ
ンを確立することが出来るでしょう。またビーマップでは、このメタデータの活用
が、当社の目指す「時間と空間の有効活用」、それを支えるインフラとしての「こ
んなところにもビーマップ」という当社固有のコンセプトと結びつき、新たなビジ
ネスチャンスを生み出していけることでしょう。この機会を、先駆的かつ斬新な企
画力で新サービスに落とし込むことで、次代のモバイル関連ビジネスをリードして
いきたいと考えています。

(株)ビーマップ 代表取締役社長
杉野 文則

厂厂厂厂厂厂厂厂厂厂厂厂厂厂厂厂厂厂厂厂厂厂厂厂厂厂厂厂厂厂厂厂厂厂

■「ビーマップメールマガジン」の著作権は(株)ビーマップが有します。
新聞・雑誌および各種媒体への転載の際は、必ず(株)ビーマップに了解を得
てください。
■本メールマガジンに含まれる情報に関しては細心の注意を期しておりますが、その正確性、完全性、有用性について保証するものではありません。
■本メールマガジンは当社株式への投資を推奨するものではありません。
売買等のご判断は、ご自身の自己責任において行われますようお願い致します。
■本メールは、等幅フォント(MSゴシック、Osaka-等幅)で最適にご覧いただけます。
■メールには署名をお願いいたします。お名前、フッタのないメールや内容によっては必ずしもご返答できませんので何卒ご了承くださいますようお願いいたします。
■ご登録情報メールアドレスの変更・登録解除は以下のサイトからお願いいたします。
 http://www.bemap.co.jp/ir/mailmagazine.html

■ビーマップメールマガジン
 発行/編集:株式会社ビーマップ
 http://www.bemap.co.jp e-mail:ir@bemap.co.jp

厂厂厂厂厂厂厂厂厂厂厂厂厂厂厂厂厂厂厂厂厂厂厂厂厂厂厂厂厂厂厂厂厂厂
一覧へ