2012-07-25 ： 第109回 スマートフォンと無線ＬＡＮの可能性
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|｜ヽヽ ビーマップ メールマガジン 発行日：2012/07/25（水）
|｜丿丿ｅＭａｐ
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┃ 第109回 スマートフォンと無線ＬＡＮの可能性
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
今回は、「クロスメディア」事業におけるスマートフォンと無線ＬＡＮの可能性
についてご説明いたします。
==========================================================================
無線ＬＡＮへ高まるニーズ
==========================================================================
2011年から、スマートフォンの登場により、無線ＬＡＮが大きく注目されており
ます。当社は、無線ＬＡＮの可能性に着目して、2001年、いまから12年前より事業
を始めておりました。
1999年に、携帯電話でｉモードが始まって、携帯電話は、単なる会話をする端末
から、インターネット等情報を取得する端末となってきておりました。当社もPHS
や、ｉモード向けのサービスを開発しておりましたが、回線スピードも遅く十分な
ものではありませんでした。
2001年には、当社も開発に関わった写真のような大きな画像データを送信する
「写メール」がＪフォン（当時）よりサービスが始まりました。
このような流れになってくると、携帯通信事業会社が持つネットワークインフラ
のキャパシティを超えた情報がどんどん流れ出します。そんな中で、NTTグループ
の中から、大容量情報時代に挑むため無線ＬＡＮに取り組むお話があり、当社とし
てその開発にご協力しながら投資を決断して、事業を始めたのが2001年でした。
ご存じのように無線ＬＡＮは、以下の特徴があります。
短所
・エリアが狭く、すぐエリア外になる。
→せいぜい１００ｍ程しか飛ばない。
・無線ＬＡＮスポットがどこなのかわからない。
→電波は見えない。
長所
・高速通信が可能。大容量の情報を提供できる。
・敷設が簡単・安価。通信事業者の制約が少ない。
この中の長所を最大限にいかすために、以下のことを私は考えました。
・みんながほしがる大容量の情報を配信
→家でため取りしたテレビの録画番組を配信する
（これがきっかけでＴＶメタデータ事業に着手する）。
・駅のような人が滞留する場所で、瞬間的に情報を落とす仕組みをつくる。
→無線ＬＡＮスポットを駅に集中。コンテンツ配信システム「AirCompass」を
開発。
この事業を進めるために、当社も、大容量に情報を一気に配信するシステムであ
るAirCompassに5千万円程、また、コンテンツを配信するために必要なDRM（著作権
管理技術）関連に5千万円程投資しました。また、お客様と一緒に鉄道会社を周り、
無線ＬＡＮ敷設のために一緒に努力もしました。
しかしながら、期待をしていたこの事業も、ＮＴＴドコモを始め携帯通信事業会
社の大変な努力があって、当時は、無線ＬＡＮのニーズはそれほど高まりませんで
した。
それから、10年間、当社も細々ですが、無線ＬＡＮ向けのサービスの開発を続け
ておりましたが、昨年、スマートフォンの爆発的普及により、既存の３Ｇ、３．５
Ｇ携帯網等では対処できなくなり、オフロード回線として一気に無線ＬＡＮのニー
ズが出てきました。
当社においても昨年後半から開発案件が目白押しとなって、現在に至っておりま
す。前期は、後半からの立ち上がりでしたが、それだけでも、売上で５億円程（前
々期にくらべて約270％増）で当社の総売上の半分を占めるまでになりました。
日本をはじめ世界中でスマートフォンの利用が進んでいます。
この流れは、ここ数年は変わらないと思います。当社も10年以上にわたって無線
ＬＡＮに関わってきて、誰よりもノウハウを持っていると思います。
この流れの中で、大きく飛躍できるよう最大限努力いたします。
みなさまには、引き続きご支援の程お願い申し上げます。
株式会社ビーマップ
代表取締役社長 杉野文則
厂厂厂厂厂厂厂厂厂厂厂厂厂厂厂厂厂厂厂厂厂厂厂厂厂厂厂厂厂厂厂厂厂厂
■「ビーマップメールマガジン」の著作権は(株)ビーマップが有します。
新聞・雑誌および各種媒体への転載の際は、必ず(株)ビーマップに了解を得
てください。
■本メールマガジンに含まれる情報に関しては細心の注意を期しておりますが、
その正確性、完全性、有用性について保証するものではありません。
■本メールマガジンは当社株式への投資を推奨するものではありません。
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けます。
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についてご説明いたします。
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2011年から、スマートフォンの登場により、無線ＬＡＮが大きく注目されており
ます。当社は、無線ＬＡＮの可能性に着目して、2001年、いまから12年前より事業
を始めておりました。
1999年に、携帯電話でｉモードが始まって、携帯電話は、単なる会話をする端末
から、インターネット等情報を取得する端末となってきておりました。当社もPHS
や、ｉモード向けのサービスを開発しておりましたが、回線スピードも遅く十分な
ものではありませんでした。
2001年には、当社も開発に関わった写真のような大きな画像データを送信する
「写メール」がＪフォン（当時）よりサービスが始まりました。
このような流れになってくると、携帯通信事業会社が持つネットワークインフラ
のキャパシティを超えた情報がどんどん流れ出します。そんな中で、NTTグループ
の中から、大容量情報時代に挑むため無線ＬＡＮに取り組むお話があり、当社とし
てその開発にご協力しながら投資を決断して、事業を始めたのが2001年でした。
ご存じのように無線ＬＡＮは、以下の特徴があります。
短所
・エリアが狭く、すぐエリア外になる。
→せいぜい１００ｍ程しか飛ばない。
・無線ＬＡＮスポットがどこなのかわからない。
→電波は見えない。
長所
・高速通信が可能。大容量の情報を提供できる。
・敷設が簡単・安価。通信事業者の制約が少ない。
この中の長所を最大限にいかすために、以下のことを私は考えました。
・みんながほしがる大容量の情報を配信
→家でため取りしたテレビの録画番組を配信する
（これがきっかけでＴＶメタデータ事業に着手する）。
・駅のような人が滞留する場所で、瞬間的に情報を落とす仕組みをつくる。
→無線ＬＡＮスポットを駅に集中。コンテンツ配信システム「AirCompass」を
開発。
この事業を進めるために、当社も、大容量に情報を一気に配信するシステムであ
るAirCompassに5千万円程、また、コンテンツを配信するために必要なDRM（著作権
管理技術）関連に5千万円程投資しました。また、お客様と一緒に鉄道会社を周り、
無線ＬＡＮ敷設のために一緒に努力もしました。
しかしながら、期待をしていたこの事業も、ＮＴＴドコモを始め携帯通信事業会
社の大変な努力があって、当時は、無線ＬＡＮのニーズはそれほど高まりませんで
した。
それから、10年間、当社も細々ですが、無線ＬＡＮ向けのサービスの開発を続け
ておりましたが、昨年、スマートフォンの爆発的普及により、既存の３Ｇ、３．５
Ｇ携帯網等では対処できなくなり、オフロード回線として一気に無線ＬＡＮのニー
ズが出てきました。
当社においても昨年後半から開発案件が目白押しとなって、現在に至っておりま
す。前期は、後半からの立ち上がりでしたが、それだけでも、売上で５億円程（前
々期にくらべて約270％増）で当社の総売上の半分を占めるまでになりました。
日本をはじめ世界中でスマートフォンの利用が進んでいます。
この流れは、ここ数年は変わらないと思います。当社も10年以上にわたって無線
ＬＡＮに関わってきて、誰よりもノウハウを持っていると思います。
この流れの中で、大きく飛躍できるよう最大限努力いたします。
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