メールマガジン

2003-05-19 : 第6回 2003年3月期業績と今後の事業展開

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||ヽヽ     ビーマップ メールマガジン 発行日:2003/05/19
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┃ 第6回 2003年3月期業績と今後の事業展開
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今回は臨時で、2003年3月期の業績と今後の事業展開についてご説明します。
当社ホームページのIRカレンダー(http://www.bemap.co.jp/ir/index.html)
に掲載した決算短信および決算説明会資料と併せてご覧ください。

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◆売上・粗利は微増、新規事業の研究開発投資により赤字
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これまでも触れてきましたが、モバイルアプリケーション事業は堅調で、売上632百万円・粗利益216百万円とも前年を上回った一方で、ホットスポットコミュニケーション事業の新規立ち上げの研究開発93百万円を先行投資したため、最終的に55百万円の経常損失となりました。このように、今期以降の経営課題は非常に明確で、「モバイルアプリケーションをしっかり成長させつつ、先行投資をいかに売上につなげていくか」ということになります。とりわけ、まだ黎明期にある新市場においてどのようなニーズが発生し今後どう展開するかを先読みし、「先駆」「斬新」というビジョンとこれまで培った開発力で方向性を定め、実際のビジネスに落とし込んでいくことが、これからの大きなチャレンジです。

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◆財務状態は健全性を重視
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財務状態においては、健全性を非常に重要視しています。これは私の用心深い性格の影響もあるのですが、まず借金が嫌いなので無借金体質を維持しています。バランスシートを見ていただければお分かりの通り、負債は流動負債のみで、かつ自己資本比率90.0%です。資産の部も88.7%が流動資産で大半は現金および売掛金です。大半のソフトウェア(例えば新規事業のために開発した「AirCompass」)は自社開発のため研究開発費で落としてしまうので会計上は固定資産に計上していません。(これらのソフトがビーマップの大切な無形資産であることに変わりはありませんが。)そして、赤字のついでというわけではありませんが、少しでも劣化した在庫や資産は評価損を計上しました。(この在庫はウェブカメラ等なので、売れればそのまま売上が今期の利益となります。)さらには、繰延べ税金資産の1,000万円まで取り崩しました。将来のことはさておき、このようにバランスシートはきれいな状態で皆さんにお出ししています。
経営者の一人としてひとつ気になっていることは、赤字により「現金および現金同等物の期末残高」が前年度より減少したことです。もちろん、574百万円という残高は現在の事業を執り行うには十分で、資金繰り上も全く問題がなく、今後も無借金経営を維持できます。またこの度の経常損失と比べても10倍以上の額です。とはいえ、やはり残高が減るのは気持ちいいものではありません。
今年はしっかり利益を出して内部留保を強化したいと考えています。

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◆今期はモバイルアプリケーション+ホットスポットの業務ソリューションが
中心
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今期の予想は、売上高762百万、経常利益31百万、当期純利益30百万に設定しま
した。
私たちは業界展望として、通信手段が「業務系・LAN系→インターネット系→携帯電話系→無線LAN系」と進化し、それに呼応して対象顧客・サービスも「インフラ/キャリア系→業務ソリューション系→コンシュマー系」へとシフトすると考えています。今年はその過渡期として、業務ソリューション系ニーズが起こると見ています。実際に、業務ソリューションとしての「AirCompass」について多くのお問合せを頂いています。コンシュマーニーズが本格化するのはその後でしょう。私たちは、コンシューマーニーズが立ち上がる時期は2004年位と予想しています。今回の業績予想はそれを前提にしていますが、無線IP電話、PHS等固定通信との融合等により、多少前倒しされる可能性もあるとも考えており、ビジネスチャンスを逃さないよう、しっかりと無線ネットワーク市場を見守っていきたいと思います。それまでの間、AirCompass関連の運用費なども発生しますが、モバイルアプリケーション事業を順当に伸ばしつつ、既存顧客に無線LAN関連の業務ソリューションを提供し、利益を確保していく考えです。

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◆技術革新・ニーズの変化のなかリスクを取りつつビジネス機会に挑戦
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この業界は、急速かつドラスティックな技術革新・ニーズ変化の真っ只中にあります。その中でビーマップは、リスクを取りながらビジネスチャンスを自ら開拓していく方針を取っています。ベンチャーとしての夢と勇気、そして公開企業としての責任を忘れることなく、これからも前を向いてビジネスに取り組んでまいりますので、これからもビーマップの挑戦に温かいご支援を宜しくお願いいたします。

(株)ビーマップ 代表取締役社長
杉野 文則



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