メールマガジン

2003-08-04 : 第12回 第三世代携帯電話向けコンテンツ配信システム

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||ヽヽ     ビーマップ メールマガジン 発行日:2003/08/04
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┃ 第12回 米クアルコム社のBREW環境に対応したAirCompassの試作について
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今回は、7月15日にプレスリリースを行なった「第三世代携帯電話向けコンテン
ツ配信システム『BREW版AirCompass』の試作」についてご説明します。

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◆AirCompassがPDAと携帯電話の両方に対応
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まず、今回の試作版を一言で説明すると「これまでPDAのみに対応していたAir
Compassを携帯電話にも対応させた」ということです。無線LAN倶楽部のコンテ
ンツ配信の基幹インフラであるAirCompassが携帯電話に対応していない大きな
理由は、携帯電話端末の処理能力に限界があったためです。つまり、PDAはOSで
起動し十分な処理能力とメモリー容量があるため、無線LANの高速通信環境で画
像等の大きなファイルを容易にやりとりできます。それに対し、現在の携帯電話
はそこまでの処理能力がありませんし、通信料金も高くつきます。それが、BREW
(*)環境下で稼動する次世代携帯電話では機能が格段に向上し、コンテンツを一
括ダウンロードしておき後ほど閲覧する、ということも可能になります。
そしてこの技術革新を先読みし、AirCompassもいち早く対応した、という訳です。
将来的に、携帯電話へのコンテンツ配信が広まれば、AirCompassのユーザー対象
も飛躍的に拡大することになるでしょう。それに向けて、年内の本格展開をひと
つの目標に具体化を検討していきます。

 (*)BREW:Binary Runtime Environment for Wirelessの略で、米国で普及が
進む無線通信規格CDMAに対応する携帯電話端末上で各種のアプリケーションを
実行するプラットフォーム。

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◆次世代のハイブリッド通信端末のデファクトを狙う
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ここで鍵となる視点は、「エンドユーザーは、どのような状況でも同じコンテ
ンツを求めている」ということです。つまり、ユーザーの皆さんは自分が必要
としているコンテンツが入手できれば、端末やソフトウェア・通信方法などの
環境の違いは気にしません。逆に、環境が変わるたびに、コンテンツが入手で
きたりできなかったりすると、とても不便ですよね。このように、次世代通信
環境では全ての主要配信方法や端末種類をカバーしている必要があります。
またそれによって、無線LANにも携帯電話にも対応する次世代のハイブリッド通
信端末におけるコンテンツ配信インフラのデファクトになることを狙っていま
す。
その次世代端末こそが、米クアルコム社製チップを搭載しBREW対応した第3世代
携帯電話で、これにコンテンツを配信するのが今回の携帯版AirCompassです。

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◆米クアルコム社が目を付けたAirCompassの将来性
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今回のもう一つの注目点は、この携帯版AirCompassを試作したきっかけは米ク
アルコム社からの依頼によるものだ、ということです。クアルコムは、携帯電
話の2大通信方式CDMA2000とW-CDMAの両陣営にチップを提供する、次世代通信方
式のリーダーと言うべき存在です。そのようなリーディングカンパニーから関
心を寄せていただいたことで、AirCompassの将来性は大きく拡大したと感じて
います。
また、そのクアルコムと共同で試作版を開発することは、ビーマップの目標と
するグローバル対応に完全に一致するものです。今回の試作により築いたパー
トナーシップをさらに発展させ、ビーマップ自身もグローバル対応できるよう、
今後も尽力していきます。

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◆無線LAN倶楽部アップデート・西武池袋線までエリア拡大
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現在順調にサービスエリアを拡大している無線LAN倶楽部ですが、2003年10月下
旬より西武池袋線の主要駅構内でも本格展開をすることになりました。また対
応OSも、現在のPocketPC2002、LinuxにPalmOSが加わる予定です(2003年8~9月
頃)。そして、配信コンテンツのラインナップも、2003年6月時点で約14,000ま
で増加しています。
(詳細については、http://www.ntt-bp.net/pc/whatsnew/030725_1.htmlをご参
照ください)。
このように、無線LAN倶楽部も着実に普及しています。今後のさらなるサービス
拡大にご注目ください。

次回は、その他のモバイルアプリケーションをご紹介する予定です。
配信は8/18(月)です。


(株)ビーマップ 代表取締役社長
杉野 文則


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