メールマガジン

2003-09-29 : 第16回 成長のドライバー3 パートナーとの提携戦略

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||ヽヽ     ビーマップ メールマガジン 発行日:2003/09/29
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┃ 第16回 成長のドライバー[3] パートナーとの提携戦略
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今回は、ビーマップ事業拡大、さらには海外展開の機軸となるビジネスパート
ナーとの提携戦略についてご説明します。

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◆自社の得意なソフトウェア・サービスの企画開発に特化するための提携戦略
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まず、ビーマップの戦略の根幹には「得意領域への絞込み」と「先駆的アイデア
のスピーディーな展開」という考えがあります。前にも述べましたが、当社は自分
たちが強みを発揮できる領域で先駆者になってこそ存在意義があります。逆に
、すでに他社の手がけている領域を後追いしても大した競争力は発揮できないだ
けでなく、中途半端なリソース投入は結局無駄な投資になります。ですので、自分
たちの専門性を十分に発揮できる携帯端末関連のソフトウェア・サービスの企画
開発に特化し、それ以外の分野では各々強みを持つ他社(①通信キャリア各社
、②鉄道会社各社、③ハードウェアサプライヤー、さらには④大学・研究機関など)
と提携し、共同でビジネスを展開していく、という方針をとっています。


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◆多方面での提携を推進し、積極的にビジネスに結びつける
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例えば、NTTブロードバンドプラットフォーム提供の「無線LAN倶楽部」では、その
コンテンツ配信インフラとして当社の「AirCompass」を提供し、共同でサービスを
立ち上げました。そして、他の通信キャリアへの提供やローミングなどといった
水平展開を通して顧客やユーザーを拡大しデファクトスタンダードとなるよう、連携
して事業拡大に取り組んでいます。また、インターネットを利用したカメラ監視シス
テム「モニタリング倶楽部」では、NTT東日本法人営業部にフレッツと併せて販売
していただくことで、広範な販路を確保しています。
さらに、日進月歩で進化を続ける無線LAN機器やIP電話、そしてハイブリッド通信
端末では、国内の新興ネットワーク機器メーカーや、海外の通信機器メーカーと
協力して新機種を開発していく予定です。今年7月の、クアルコム社第3世代携帯
のBREW対応機の開発はその好例と言えるでしょう。
それに加え、新たな技術・アイデアソースの拡大のため、大学との提携の強化も
考えています。当社は、経路探索の権威である上智大学の加藤誠巳教授を技術
顧問に迎えるなど、大学との提携には当初から積極的なので、大学発ベンチャーが
脚光を浴びる最近の傾向はさらに追い風になります。先日も某有名私大の教授と
新しい近距離通信端末の共同開発について話をする機会がありました。この案件
自体の具体化はまだ先ですが、大学との親密な関係は、優秀な人材の開拓ルート
につながる可能性があるので、長い目でじっくりお付合いしていくつもりです。

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◆創業時から知名度・信用度の高い企業との関係を重要視
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このようにパートナーとの提携関係を有効に活用する戦略は、ビーマップ創業以
前の私の経験に根差しています。私が大学卒業後に就職した日本油脂や、そこで
会社設立から関わった日本初のグループウェア開発・販売子会社ランワールドで
は、事業内容を説明したり商品を販売したりする上で、「芙蓉系」「一部上場企業」
という看板は、特に新規取引先から信用を得るのに大変プラスに働くのをひしひし
と感じていました。そのため、ビーマップ設立当初から知名度、信用度の高い企業
との関係構築を重視し、まずJR東日本企画、NTTパーソナル(現NTTドコモ)などと
取引を開始しました。このような基盤が、前述の①~④の提携関係に発展している
のです。
そして有力企業とのネットワークには、自己増殖機能があります。大手有力企業
1社と提携すると、その会社を通して他社をご紹介いただいたり、先方から問合せ
をいただいたりするようになり、取引関係がどんどん広がっていきます。

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◆自社の株式公開もパートナー開拓の原動力
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そしてもう一点忘れてならないのは、自分たちが株式公開したことそのもののメリット
です。公開企業に対する世間の信用度は、公開以前に想像していたよりもはるか
に高く、そのお陰でビジネスが大変やりやすくなりました。この恩恵は、ビーマップ
がこれからさらに成長し、国内、海外の両方で新規ビジネスパートナーを開拓して
いく上で、さらに高まることでしょう。

ビーマップはこれからも有力企業との提携を強化し、新規の事業領域や海外など
新しい市場を積極的に開拓していきます。私たちのネットワークの拡がりにご期待
ください。

次回は、提携戦略の将来的展開についてお話します。配信は10/14(火)の予定
です。   

※文中、敬称略。

                      
(株)ビーマップ 代表取締役社長
杉野 文則


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