メールマガジン

2003-12-08 : 第21回 ビーマップのグローバル対応

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||ヽヽ     ビーマップ メールマガジン 発行日:2003/12/08
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┃ 第21回 ビーマップのグローバル対応
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今回はビーマップのグローバル対応の現状と将来展開についてご説明します。

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◆案件も人材もグローバル化
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最近、海外企業との提携や共同案件が急速に増えています。夏には韓国シールト
ロニック社への出資と技術提携、最近では米アクセリス社とのVoIP技術ライセン
ス提携とそれに伴う子会社設立を行いました。また、今年8月に発行した転換社
債の引受先も外資系投資銀行でした。そういったこともあり、私やスタッフが欧
米や韓国等、海外に出張する機会も増えています。9月中旬には韓国籍、12月に
は中国籍、フィリピン籍のスタッフが入社し、徐々にではありますが社内の顔ぶ
れも国際化を始めました。
日本と韓国のモバイル通信技術は他の国々に比べて突出していますが、中でも
「先駆的な技術を斬新なアイデアで商品化している」という自負のある当社にと
って、将来的な海外展開の機会は大きく広がっていると見ています。

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◆世界レベルでの競争意識が危機感と夢を育む
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そもそも私たちがグローバル対応の必要性を感じ始めたのは、4年前の1999年、
携帯電話が世界レベルで本格的な普及を始めた時期です。私はこの頃から毎年2
回ほど海外に出張していますが、その度に世界市場の急速な拡がりと規模の巨大
さを実感し、「国内のみに対応したローカルなサービスや技術だけでは将来的に
生き残れない」という危機感を抱くようになりました。
それと同時に、当社に新たなビジネス機会がめぐってきたと実感しました。面白
いアイデアや新技術に国籍や言葉の壁はないわけですから、それを先取りして商
品化すれば、国際的なデファクトスタンダードを取ることも可能になります。特
に、第三世代携帯が世界市場レベルで普及を開始した際には、日本の技術も数多
く採り入れられることでしょう。このように、世界レベルでの競争に対する危機
感と、自分たちの技術力が国際的に通用するという自負を持ち、新サービスを企
画する際には海外でも通用する汎用性を持たせるよう常に心がけています。
とはいえ、海外市場は夢がある反面、それと比例して難易度が高くリスクも大き
くなります。また市場の発達状況は国によって様々で、文化やニーズ、商習慣も
異なります。ですので、案件単位で実行可能性を十分に検討し、ビーマップのリ
ソースと照らし合わせた上で進めていく方針です。現時点で大切なのは、グロー
バルレベルでの技術動向と市場ニーズにアンテナを張り、「機会があればビーマ
ップがやります」と手を挙げていることで、積極的に取り組む意思を常に発信し
ていることだと考えています。現在は、冒頭の韓国シールトロニック社や米アク
セリス社などの提携先や、取引先であるボーダフォンなどを中心に、ネットワー
クの構築や強化に力を注いでいます。

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◆グローバル競争から感じ取る経営者としての視点
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また海外企業と交流することは、経営者としての私自身にも大きなメリットがあ
ります。それは自由な視点や視野の広さなどを肌で感じられることです。株式公
開以来、米ナスダック上場企業の経営者と話をする機会が何度かありましたが、
彼らはまず「自分たちは将来どうなりたいのか」を考え、ビジネスの全体像を描
き方針を決めます。そしてその方針に基づいてそれぞれの案件に取り組みます。
それまでの私が、まず目の前の案件をどうクリアするかを考え、その次に将来の
ことを考えていたのとは対照的でした。
そして彼らは、アクションを起こすときはとてもスピーディーで、なおかつ常に
競合他社との差別化を意識しています。これも大いに見習うべき部分です。そし
てもう一つ目を引くのは、経営陣や主力スタッフの若さです。欧米では、能力が
あれば年齢に関係なく重要な業務を任され、そこで結果を出せればさらに力を発
揮する機会が得られます。年齢や勤続年数、性別などに関わらず、実力のある人
を積極的に活かす文化を作るというのも、ビーマップが取り組むべきグローバル
対応の一つと考えています。

グローバルな技術やニーズを常に意識しつつ、大きなビジョンを持って事業を展
開していくために、今取り組むべきことをしっかりとこなすよう努力してまいり
ます。

次回は「ビーマップの2003年の総括」です。配信は12/22(月)の予定です。


(株)ビーマップ 代表取締役社長
杉野 文則


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