メールマガジン

2005-07-14 : 第48回 ユビキタス社会の展望

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||ヽヽ     ビーマップ メールマガジン 発行日:2005/07/14
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┃ 第48回 無線LANの本格普及に見るユビキタス社会の展望
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 今回は、7月12日にエヌ・ティ・ティブロードバンドプラットフォーム
(NTTBP)/東日本電信電話(NTT東日本)/西日本電信電話(NTT西日本)/
エヌ・ティ・ティドコモ(NTT DoCoMo)より共同で発表された「公衆無線LAN
基地局の効率的な構築、運用及び利用に関する合意について」
(http://www.ntt-bp.net/pc/press/050712_1.html)のプレスリリース、
及び7月14日に首都圏新都市鉄道株式会社(つくばエクスプレス)/インテル/
エヌ・ティ・ティブロードバンドプラットフォーム(NTTBP)より共同で発表
された「つくばエクスプレス列車内・駅構内での無線LAN利用環境の整備に
ついて」(http://www.ntt-bp.net/pc/press/050714_1.html)のプレスリリースに
関連し、当社の「AirCompass」の方向性と今後の展望についてお話しさせて
いただきます。

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● 無線LANの構築・運用をNTT-BP1社に集約し全国展開、
  アクセスポイントを約7,000箇所に増設
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 これまでNTTグループ各社は、NTTBPは無線LAN倶楽部、NTT DoCoMo
はMzoneというように、個別に無線LANサービスを提供していました。そして、
公衆無線LANサービス用の無線LAN基地局(アクセスポイント、AP)は各社が
保有・運用していました。これをNTTグループ各社からNTTBP 一社に構築・運用
を集約することで、各社が共通的にサービス展開を図るエリアにおいて、効率
的かつ迅速な構築及び運用を行うことになりました。
 NTTBPはさらに、公衆無線LANサービスの更なる普及拡大を狙い、2006年度
末までに全国約7,000APの設置を進める予定です。これにより、交通機関を中心
とした公衆無線LANのサービスエリアが拡大し、移動中の無線LAN活用ライフス
タイルの普及がさらに進むことで、ユーザの利便性が向上することでしょう。
またサービス提供サイドとしても、インフラ面の構築・運用が効率的になり、
スケールメリットが生まれます。

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● 電車の中でもインターネットが使える = ワークスタイルの進化が加速
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 今回の実験運用により、「つくばエクスプレス」では、駅のホームだけでな
く走行中の電車内でも高速の無線LAN通信が可能になります。これにより、無線
LANの普及がさらに本格化し、移動中や乗換えの途中でノートPCやPDAで、イン
ターネットや会社のサーバーにアクセスするユーザが、急増すると思います。
移動中のホームページの閲覧やメールの送受信はもちろん、VPN(バーチャル
・プライベート・ネットワーク)などで会社のサーバーにアクセスし、仕事を
こなすことが可能になります。こうした無線LANの本格的な普及によって、ビ
ジネスやライフスタイルの進化がさらに加速することでしょう。また、通勤・
通学の風景も大きく変わるのではないかとおもっています。
 これは「時間と空間を有効に活用するためのコンテンツ・インフラの提供」
を標榜し、「無線LAN倶楽部/AirCompass」で早くから主要駅の無線LAN化に
関わってきたビーマップとしては、とても嬉しい展開です。例えば、今年3月
に実証実験を完了し、現在事業化に取り組んでいる、自宅で録画したテレビ番
組を携帯電話などのモバイル端末に転送して観る「通勤テレビ」などの新サー
ビスを快適にご利用いただく情報インフラが整いつつあることになります。先
駆・斬新をビジョンに掲げて早くから無線LAN事業に着目してきた当社では、
継続的に培ってきた交通関連・通信キャリアなどのビジネスパートナー各社と
の連携を密にし、こうしたチャンスを物にして行きたいと考えています。

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● 無線LAN普及の追い風をビジネスチャンスに
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 この流れは、ビーマップの無線LANコンテンツ配信インフラ「AirCompass」
にとって、とても好ましい流れです。当社の「AirCompass」は、PDAバージョ
ン・PCバージョンに加え、携帯電話バージョンも取り揃えています。また、過
去にも、「AirCompass」はNTTBPを通して、NTTグループ各社への導入実績を
積んできております。この「AirCompass」の仕組みを通して、皆さんが使っ
ている携帯端末の元に、コンテンツをお届けするサービスを実現する機会が高
まっているといえるでしょう。

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● 『こんなところにもビーマップ』を夢見て
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 電車の中などへの無線LANの普及、それによる本格的なユビキタス社会の到
来を目の当たりにすると、ビーマップの設立時から目指してきた方向性が時流と
一致していると感じられてきます。そして、コンテンツ・インフラという情報基
盤の構築を通して、一般消費者の方が直接目にすることはなくても、知らず知ら
ずのうちに当社のサービスを使っている、言わば『こんなところにもビーマップ』
という仕組作りを目指し、新たなエネルギーを沸き立たせながら、日々の事業に
取り組んでいこうと思います。

株式会社ビーマップ
代表取締役社長 杉野 文則


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